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Linux(リナックス)の始め方
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筆時点でのバージョンは、Debian Linux 3.0 "woody"です。
Debianも今後バージョンが進んでいくので、内容があてはまらないことも出てくると思います。
筆者はこのホームページをLinuxのサーバで公開しています。
Debian のマニュアル
LinuxのWebサイト
なぜDebianが王道かというと
そして、今でもその精神は引き継がれ、大きなプロジェクトに成長しています。
また、メジャーなLinux配給元の中で、唯一、非営利団体により運営されています。
だから、DebianはLinux本来の思想に則った王道と言えるでしょう。
もう少しマイナーな配給では、Debianとは別のフリーなLinuxがあります。
KNOPPIX(クノーピックス):CDのみでブート可能な Linux
ディストリビューションです。
もちろんハードディスクへのインストールできます
Plamo Linux : 日本人によって開発された日本語 Linux ディストリビューションです。
日本にもDebianプロジェクトに参加している開発者がいます。
DebianはGNUプロジェクトによりサポートされている部分も多いので、正式名は"Debian
GNU/Linux"と呼んでいます。
GNUプロジェクトは、Linuxだけに限定した開発集団ではなく、「ソフトウェアは誰もが自由に使えるべきである」という理念の元に様々なソフトウェアを開発しています。(GNU宣言)
Linuxは正確にはOSのカーネル部分だけの名称で、Linus Torvalds
氏を中心にしたグループが今もバージョンを更新しています。
woodyというはDebian
GNU/Linuxのバージョンのコードネームのような物で、2002年10月現在、最新の安定版です。
何より、ドキュメントの量が豊富、使用できるパッケージが豊富で選択肢が多いこと。
セキュリティー上のアナウンスとアップデートの対応が良いことなどが、Debianが優れているところです。
ただ、Debianはほかの商用ディストリビューター(Vine
Linux、 Turbo Linux、 Red Hat Linux など)と比べてマニアックでもあるので、Windowsのように手軽にインストールして使いたい場合はVine
Linuxなどの商用ディストリビューションを勧めます。
FTP版(無料・サポート無し)のCDが雑誌に付いてきたり、無料でダウンロードもでき、有料のパッケージ版(サポート付き)も有ります。
Vine Linuxは日本の商用ディストリビューションなので、特に日本語環境に配慮してあります。
インストーラも洗練され、分かりやすくなっています。
やはり王道のDebianをやってみたいという人は、以下を読み進めてください。
パソコン、Linuxの予備知識がないと、途中でお手上げ状態になりますから、ある程度Linuxの本を読んでから挑戦してみよう。
インストールメディアの入手
まず、jigdo Windows版をダウンロードしてインストール(といっても実行するフォルダに解凍するだけ)
もちろんLinux版のjigdoが本家だが、今回はLinuxを持たないという設定なので。
では"jigdo"を使ってCDのイメージを作成し、CDを焼いてみよう。(windowsのCD-RライティングソフトでOK)
Linuxによくあることだが、まだjigdoの日本語マニュアルがない。(というか、英文ドキュメントを読まない人はDebianを自力でインストールしる祭に必ず壁にぶつかる。Vineディストリビュ−ションなど、日本人にもっとフレンドリーLinuxな物もあるのでそちらをどうぞ)
仕方がないので、英文マニュアル、インターネット上の情報で作業を進めることになる。
解凍先に、jigdo-lite.batが出来るので、それをダブルクリックして起動する。
最初にjigdoファイルは?と聞かれるので、ここは http://cdimage.debian.org/jigdo-area/current/jigdo/i386/woody-i386-1.jigdo
などとして、8つのCDのjigdo設定ファイルの1つを指定する。(8回繰り返すことになる。全CDが8枚なので)
次に、ダウンロードするミラーサイトを聞かれる。
ミラーサイトはDebianの公式ページで紹介されているが、そこから日本のミラーサイトを選ぶ。
HTTPからインストールするとき、私はURLに 'http://ring.asahi-net.or.jp/archives/linux/debian/debian/'を指定しました。
その他にも、ミラーサイトがここに紹介されています。
ftp://ftp.ring.gr.jp/pub/linux/debian/debian/も強力なミラーのようです。
わけの分からない対話はメモっておくといいでしょう。
インストールのパッケージを選択するのにtasksというツールが使われる。
目的別に選択できるので、助かる。
その後dselectツール(インストールする個々のパッケージを指定可能)を使うか聞いてくる。
上級者なら使えると思うが、初心者は使える代物ではないのでデフォルトのNoを選択。
NOPASSWD のオプションが可能です
ユーザー名 ALL=(ALL) NOPASSWD:
ALL
これで登録されたユーザーが sudo を使用できます。
ネットワーク管理者はセキュリティーには気を付けましょう。
2行を追加
$geometry "1024x768";
$depth "16";
漢字入力できない場合?
gnomeのログインの仕方により、xsessionの設定を無視して起動することがあるようです。
ログインマネージャのセッション選択にxsessionがある時はxsessionを選んだ方がよいようです。
*あとは、私の場合cannaサーバがインストールされていなかった
→ # apt-get install canna
あと、共有したいディレクトリのパーミッションを変更しないと
writeble オプションを Yes にしても書き込み出来ないので
# chmod
777 /home/data
としてアクセス権を与えておくこと
そこで、ext2の小さなパーティションを作成して、そこにgrubローダーをインストールすることにしました。
cfdiskを使って、ディスクの空きエリアにext2のパーティションを作成。
パーティションのフォーマット→
mke2fs /dev/hda3 、
新しいパーティションをマウントして、/boot以下のファイルを全てコピーする。
/bootディレクトリを空にする(用心の為どこかへバックアップ)。
新しいパーティションが起動時にマウントされるように、/etc/fstabを編集する。
/dev/hda3
/boot ext2 defaults 0
0 を追加でパーティションの追加は完了。
grubで起動させるため、/bootとしてマウントし、そこへgrubをインストールし、grubの初段ローダー部を/dev/hda3の先頭エリアにインストールする。
#
grub-install /dev/hda3
これで再起動し、/dev/hda3をSystemComanderにLinux起動パーティションとして認識させる。
逆に/home のマウントポイントとして組み込んだパーティションを、別のパーティションに移す又は統合する場合はどうか?
# The loopback interface
auto lo
iface lo inet loopback
# The first network card - this entry was created during the Debian installation
auto eth0
# iface eth0 inet dhcp
iface eth0 inet static
address 192.168.0.50
network 192.168.0.0
netmask 255.255.255.0
broadcast 192.168.0.255
gateway 192.168.0.1
ps [a][u][x] |
起動中のプロセスを見る |
top |
プロセスをCPU使用率の多い順に表示する |
(CTRL)-z |
プロセスをバックグラウンドのジョブへ移動する |
jobs |
バックグラウンドのジョブを表示する |
fg %3 |
バックグラウンドジョブ3をフォアグラウンドへ |
サービスをデーモンとしてバックグラウンドで働かせるため、どのような設定がなされているのでしょうか?
/etc/rc?.d/以下にランレベルごとに起動スクリプトへのリンクが置かれています。(?は各ランレベル0-6,S)
そして、そのリンクのファイル名が若い方から順に起動される仕組みです。
リンクの実態は/etc/init.d/の中の起動スクリプトです。
そこに各サービス個々の起動スクリプトファイルが置かれています。
通常はdebパッケージを使ってインストールしますから、自動的に起動スクリプトも作成されますが、手動ですべてやらなければいけない場合は、起動スクリプトの雛形が/etc/init.d/skeleton にあります。
詳細はDebian Policy Manualに書かれています。
注意点として、起動スクリプトのショートカットを手動で作成せずにupdate-rc.dコマンドを使うことが要求されています。
起動スクリプトdiceを作成した場合、
正式な手続きを持ったスクリプトは次のようにテスト出来ます
/etc/init.d/dice start
/etc/init.d/dice stop
/etc/init.d/dice restart
サービスが起動したか、次のようにして調べます
# ps aux |grep diced
# update-rc.d dice defaults で自動的にデフォルトの優先度20でショートカットが作成されます
Adding
system startup for /etc/init.d/dice ...
/etc/rc0.d/K20dice -> ../init.d/dice
/etc/rc1.d/K20dice -> ../init.d/dice
/etc/rc6.d/K20dice -> ../init.d/dice
/etc/rc2.d/S20dice -> ../init.d/dice
/etc/rc3.d/S20dice -> ../init.d/dice
/etc/rc4.d/S20dice -> ../init.d/dice
/etc/rc5.d/S20dice -> ../init.d/dice
その他、デーモンではなく inetd から起動するように設定するサービスもあります。
この"inetd" というデーモンは、/etc/inetd.conf に書いてあるポートを監視していて、アクセスがあったら、そのポートに対応しているサービスを起動します。
TCP Wrappers(tcpd = アクセスの制限をする)を介して、サービスを起動するようにすれば細かいアクセスの制御が出来ます(allow , denyの書式で設定)
また、modconf はデバイスドライバモジュールのインストールと設定を行う。
インストール時にモジュールの種類を指定すると使用できるモジュールの一覧から選択できる。
Windowsでは、PCMCIAの状態がタスクトレイに表示されていて、通電中にカードを抜くときには、ここのアイコンをクリックして停止させてから行う。
この手順は同じハードウェアで走るLinuxにおいても変わらない。
ではDebianではどうするか?
cardinfoというご機嫌なGUIの管理ソフトがwoodyに最初からインストールされている。(PCMCIAモジュール使用時のみか?)
これで快適にPCMCIAカードを利用する事が可能になります。
FTPサーバは、インストール時に選択したので、すでに ftpd が起動している。
HTTPサーバも、すでに
apache が起動している。
2002/12/10
set-language-envを実行して、wnnを日本語入力に指定
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やっぱ Sylpheed かな? |
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でもWindowsも使うでしょうね、多分。 |